21歳

NHKのドキュメンタリー「21歳」を見た。全国各地の、さまざまな家庭に生まれた子供たちに7年に1度インタビューする、という企画で、今回が3回目。初めて見たけど、素晴らしかった。失敗をかさねながら自分の目標を達成した人、自分の目標が何なのかまだはっきりしない人、家族が中国に帰ってしまって、一人日本に残ってその意味を探し続ける人、途中反発したり寄り道したりしながら父と同じ道を歩んでいる人、父の死によって21歳の若さでお弟子さんの人生まで責任を持っている歌舞伎役者、最初好きだった故郷がだんだんうとましくなって、でもいつかその故郷の役に立ちたい、とおもってがんばっている人、14歳のときに「ひょっとしたらもう子供いるかも」と話していて、ほんとに子供がいる人、母親に反発しながら、でも母親と自分との共通点を深いところで自覚している人。みんなそれぞれの時間を生きている。一番心に残ったのは、21歳のお母さんが「子供はパワー。子供のためならがんばれる。子供が私の生きている意味」といっていたこと。